補綴治療

しっかり噛めるお口を回復させる治療

「本駒込やまもと歯科」では大学病院の補綴科出身の院長が、失った歯を補いしっかり噛めるお口を回復させるために被せ物や義歯(入れ歯)、インプラント治療など一人ひとりに適した方法をご提案します。

入れ歯の種類や使用する素材、また装着方法などにはさまざまな選択肢がありますが、ご相談の上でご希望のものを選ぶことができます。通院が難しい方は、訪問診療で入れ歯の製作も可能です。またインプラント治療も東京医科歯科大学インプラント分野で研鑽を積んだドクターが担当します。どうぞ本駒込駅から徒歩30秒の当院に、お気軽にご来院ください。

義歯治療~「噛む」ことが体全体の健康を支えます~

義歯治療~「噛む」ことが体全体の健康を支えます~

「オーラルフレイル」とは、「噛む」「飲み込む」「話す」などの口腔機能が衰えることを指し、初期の老化のサインと言われています。症状としては、食べこぼす・軽くむせる・硬いものが噛みづらい・滑舌が悪くなる・口の中が乾くなどがあります。

噛む力が衰え、やわらかいものばかり食べているとさらに噛む力が低下し、食欲の低下による低栄養、筋肉減少など全身の機能低下から要介護状態につながる可能性も否めません。

ご高齢となり歯が少なくなっても、入れ歯(義歯)を入れることで噛む機能を回復できます。当院では義歯の使用をご提案するだけでなく、義歯を使いこなして食事や日常生活を違和感なく過ごせるところまで、しっかりサポートします。

診査・診断が義歯治療の結果に大きく関係します

診査・診断が義歯治療の結果に大きく関係します

患者さんのお口の状態には、噛みぐせや上下の顎の位置関係、顎関節の動き方などいくつかの条件が複雑に絡み合っています。そのため、当院では一人ひとりのお口の状態に合わせ、さまざまな治療方法や技術を組み合わせて入れ歯づくりを行います。

よりよい義歯治療を行うには、まず患者さんのお口の状態を正確に把握することが大事です。当院では事前の診査・診断をしっかり行い、笑顔になっていただけるように全力でサポートします。

「筋圧形成」によるオーダーメイドの型採り

入れ歯の製作はお口の型採りから始めます。患者さんのお口の型を正確に採るために当院では型採りを2回に分けて行います。初回の型採りは規格が定められているトレーを用いて行い、患者さんオリジナルの個人トレーを製作します。そしてお口の細かい動きを入れ歯の形に反映させるため、この個人トレーを用いて口腔周辺の筋肉を動かし筋圧形成を行うことで、精密な型採りをします。

必要に応じて「ゴシックアーチ」を用いた咬合採得を実施

当院では必要に応じ、入れ歯製作に「ゴシックアーチ」を使用します。ゴシックアーチとは、上下の顎の位置関係や下顎の動きを精密に調べる検査です。ゴシックアーチを用いて検査を行うことで、噛み合わせの水平的な位置を決めます。

ちょうどよい噛み合わせの位置を確認して入れ歯をつくることで、痛みが出にくい、外れにくい、さらに違和感が少ない入れ歯が完成します。

~実績豊富なドクターが一貫して治療にあたります~

~実績豊富なドクターが一貫して治療にあたります~

東京医科歯科大学卒業後、同大学歯学部附属病院の義歯(入れ歯)・スペシャルケア外来に6年間在籍し専門的な知識や技術を習得してきました。とくに総入れ歯についての実績が豊富です。

しっかり噛める、痛くない、外れにくい入れ歯をつくるには、「精密な型採り」と「正確な噛み合わせ」が不可欠です。豊富な知識と高度な技術を活かし、患者さんによりご満足いただける入れ歯づくりを目指します。

義歯の種類と特徴

当院の義歯治療では、さまざまな素材や装着方法をご用意しています。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャー

金属製の目立つバネを使用せずに入れ歯を固定します。歯ぐきに近い色合いでやわらかい素材を使用するため、装着感に優れ、見た目も自然で美しくなります。

マグネットデンチャー

マグネットデンチャー

金属製のバネの代わりに磁石を使用して固定します。磁力でしっかり固定するため、外れたりずれたりが少なく安心です。審美性にも優れています。

コーヌスクローネデンチャー

コーヌスクローネデンチャー

バネ式ではなく、残っている歯に被せた内冠と、義歯に取り付けた外冠がぴったり合わさるように製作して固定します。バネを使用しないため見た目が自然です。

金属床

金属床

歯や歯ぐきに触れる部分が金属でつくられている入れ歯です。チタン製やコバルトクロム製があり、床を薄く加工することができ、違和感が少なく噛み心地にも優れています。金属の特徴から、食べ物の温度も自然に伝わります。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャー

インプラントと入れ歯を組み合わせ、顎の骨に埋めたインプラントを入れ歯の支えとして活用します。しっかり固定できるため、硬いものも力強く噛めるようになります。インプラントの本数を少なくすることで、費用と体への負担を抑えることが可能です。

インプラント治療

当院では「入れ歯に不満がある」「もっとしっかり噛みたい」という方に、インプラント治療をご提案しています。治療は、東京医科歯科大学インプラント分野で研鑽を積んだドクターが行います。お気軽に当院までご相談ください。

インプラント担当医 石渡正浩
略歴 2009年東京医科歯科大学歯学部卒業
2010年東京医科歯科大学 インプラント・口腔再生学分野入局
2018年東京医科歯科大学 インプラント・口腔再生学分野非常勤講師
所属団体 日本口腔インプラント学会
顎顔面インプラント学会
Straumann PARTNERS
日本歯周病学会
インプラント治療とは?

インプラント治療とは?

虫歯や歯周病の悪化などによって失った歯を、人工歯根(インプラント)と人工歯で補うのがインプラント治療です。

まず顎の骨に土台となるチタン製のインプラントを埋め込みます。人工歯は色や光沢、質感が天然の歯に近いセラミックを使用し、土台と連結装置でつなげることで失った歯の機能と見た目を回復させます。天然の歯とほぼ同じ構造のため、よく噛めるようになり見た目も美しく自然です。

当院のインプラント治療の特徴

インプラント治療には外科手術が必要です。当院では安心かつ正確なインプラント治療を行っています。

特徴1 歯科用CTによる診断

特徴1 歯科用CTによる診断

インプラント治療を行う際には、事前に歯科用CTを用いて上顎や下顎の骨の状態、骨の中の神経、また周囲の血管や組織の状況を確認することが大変重要です。

歯科用CTで、通常のX線写真では判別できない顎の内部構造も立体画像で詳細にわかります。3次元のCT画像で診断を行うことで綿密な治療計画を立てることができ、より安全で正確なインプラント治療をご提供できます。

特徴2 サージカルガイドの使用

特徴2 サージカルガイドの使用

サージカルガイドとは、マウスピース型の装置です。インプラント体を埋め込む穴をドリルであける処置は、これまで歯科医師の技術や経験に頼られてきました。しかしインプラントを埋め込む位置が分かるように穴があいているサージカルガイドなら、インプラントを挿入する位置や深さ、角度のずれがほとんど生じません。

穴の位置に従ってドリルで空けるため、歯肉を余分に切り開くなどのダメージもありません。神経を傷つける心配もなく、より安心してインプラント治療が受けられます。

サージカルガイドは、事前に撮影したCT画像から組織の状態を把握して立案した治療計画のシミュレーションデータを元に製作します。サージカルガイドを使用することで手術時間が短縮され、手術中も術後も痛みを減らすことができます。

特徴3 インプラント担当医による治療

インプラント治療は歯を失った際の治療法として、ブリッジや入れ歯にないメリットがある一方、外科手術が必要なため高い安全性が求められます。当院では東京医科歯科大学インプラント分野で研鑽を積んだ歯科医師が手術を担当します。

審美性・機能性に優れた詰め物・被せ物をご提供します

見た目の美しさはもちろん、機能的な詰め物・被せ物の治療

虫歯治療後や根管治療後の歯には、詰め物・被せ物を装着します。

当院では詰め物・被せ物の審美性とともに、機能性も追求しています。隣の歯や噛み合う歯、お口全体のバランスを見て詰め物・被せ物の形を決めます。治療中は仮の歯を一定期間使用し、問題がないことを確認したのち、最終的な被せ物を装着します。

また、一度治した歯でも虫歯や歯周病が再発してしまうことがあります。再発を防ぐためには精度の高いぴったりとした被せ物を装着することと、歯科医院でのメインテナンスとセルフケアでお口を清潔に保つことが大切と考えています。

当院の詰め物・被せ物の治療メニュー
ジルコニア

ジルコニア

軽量セラミックであるジルコニアは、人工ダイヤに使用されるほど美しさと強度を兼ね備えています。金属よりも強度がある上に変色の心配がなく、より自然な見た目や質感を再現します。また金属アレルギーの心配もありません。

オールセラミック

オールセラミック・e-max

オールセラミックは、歯と同じような色調や質感を得られ、金属アレルギーの心配もなく体に安全です。当院ではe-maxいう商品を用いています。e-maxはニケイ酸リチウムガラスセラミックという素材を使用し、耐久性に優れています。見た目も美しく仕上がり、ほとんど変色しません。

メタルボンド

メタルボンド

金属の表面にセラミックを焼き付けた被せ物です。金属を使用しているため、やや透明感に劣りますが、耐久性に優れているため奥歯に適しています。

ゴールドクラウン

20K・FMC

20Kを用いた被せ物です。適度なやわらかさがあり、腐食しないという特徴があります。鋳造精度が高く、適合の良い被せ物が作れます。

ラミネートベニア

ラミネートベニア

前歯の表面を薄く削り、薄い板状のセラミックを貼り付ける治療です。変色した歯を白くするだけでなく、前歯の多少の乱れや軽度のすきっ歯を改善するなど、形の悪い歯のバランスを整えることもできます。

ファイバーコア

ファイバーコア

神経を取り除いた歯に被せ物を取り付ける際に使用する、補強材(土台)です。RCF(ガラス繊維強化樹脂)を用いた支柱によってつくられます。歯と一緒にたわむことが可能なため、歯根破折を起こしにくいというメリットがあります。透明感があり自然な色合いで美しく、金属アレルギーの心配もありません。